この時計は、SUNLORDという腕時計ですが
たまにオークションサイトで見かける程度で
ブランド名なのかメーカーなのかもさっぱり分かりません。
調べても出てこないので、もう存在しないのでしょう。
ちょうど電池を交換しようと思っていたので
時計の裏蓋を開け、どんなキャリバーを使用しいるのかチェック。
よく見てみると「MORIOKA TOKEI INC」 モリオカ トケイ?
なんだか初めて見るメーカー名、かと思いきや
これは盛岡セイコー工業だったのでした。
盛岡セイコー工業株式会社は
Seikoグループの中の腕時計部門の会社 セイコーウオッチ株式会社の
子会社という位置づけになっています。
この沿革は、Citizenと似ている気がします。
Citizenの子会社といえば、Miyotaがありますが同じようなスタンスですね。
話はMORIOKAのキャリバーに戻りますが
さすがSeiko製ということでなかなか面白い仕組みになっています。
Cal. VD01 クロノグラフ機能がついたムーブメント
竜頭はついていますが、普通の時計とは異なり
一段、二段と引き出したりする機構にはなっていません。
この時計の場合、竜頭は時刻・クロノグラフ・0位置確認の
3つの機能を切り替えるための「つまみ」でしかありません。
時刻の修正、0位置修正は全てボタンで操作します。
説明書がインターネット上に存在しなかったので、最初は戸惑いましたが
なんとか操作を理解できました。
もし中古でSUNLORDの時計を見かけたら
それも森岡セイコーが入っているかもしれません。
■ SUNLORD VD01 動作テスト